副業の開業届、4月に出してみた話【メリット・デメリット全部書く】
副業で開業届を出すタイミングと体験談。青色申告65万控除のメリット、年収130万問題の注意点など、月収8〜12万の副業ジプシーが出す前に知っておきたかったリアルな情報を正直レポート。2026年最新版。
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副業を始めて2年ちょっと。月収が8〜12万円くらい(波がある)になってきた頃から、ずっと頭の片隅にあった疑問がありました。
「私、そろそろ開業届を出すべきなんじゃないの?」
確定申告は2回こなして、なんとなくやり方もわかってきた。でも「個人事業主」って聞くと、なんかハードルが高い気がして、ずっと後回しにしてたんですよね。
で、4月8日(火)、雨の日に税務署に行って、15分で開業届を出してきました。
…想像してたより全然簡単だった(笑)
この記事では「開業届って何?」「いつ出せばいいの?」「出したら実際に何が変わるの?」という疑問に、体験談ベースで全部答えていきます。税金の話ってむずかしく書かれてることが多いので、なるべく私が実際に感じたことをそのまま書きます。
4月8日(火)、雨の日に税務署に行った話
決断したのは、前日の夜でした。
「ここ書いてたら猫がキーボードに乗ってきた(毎度)」のをきっかけに、「今週やらなきゃずっとやらない」と思い立って、翌朝の仕事前に行くことに。
税務署の場所って、住んでる地域によって違うので事前に確認必須です。私の場合、最寄り駅から徒歩7分くらい。9時開庁で、8:55に着いたら私が一番乗りでした。
持ち物は:
- 本人確認書類(マイナンバーカード)
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 開業届の記入済み用紙(e-Taxでもいい)
用紙は「個人事業の開業・廃業等届出書」という名前で、国税庁のサイトからダウンロードできます。事前に家で記入していったのでスムーズでした。
窓口で「開業届を出したいんですけど」と言ったら、職員さんが1分くらいチェックして「はい、受け付けました」と控えをくれて終了。
トータル15分。
「もっと大げさなことかと思ってた…」というのが正直な感想です(笑)
そもそも副業で開業届って必要なの?
結論から言うと、法律上は「必要」だけど、罰則はほぼないというのが現実です。
正式には、副業などで事業を始めた場合、開始から1ヶ月以内に所轄の税務署に開業届を提出することが求められています(所得税法第229条)。ただし、提出しなかったからといって即罰則にはなりません。
「じゃあ出さなくてもいいじゃん」となりそうですが、出すことの最大のメリットが一つあって、それが青色申告の申請ができること。
これ、知ってる人には常識なんですが、知らない人には結構インパクトある話なので次のセクションで詳しく書きます。
ちなみに副業の税金まわりの基礎は副業の確定申告ガイドに詳しく書いてあるので、まだ読んでない人はそちらもどうぞ。
出してよかったこと①:青色申告の65万円控除
これが開業届を出す最大の理由です。
開業届を出すと「青色申告承認申請書」も一緒に提出できて、これをすることで年間最大65万円の特別控除が受けられるようになります。
どういうことかというと、
- 白色申告(開業届なし)→ 所得そのまま課税
- 青色申告(開業届あり + 複式簿記)→ 所得から65万円を引いた額に課税
副業の年収が150万円だったとして:
- 白色: 150万円が課税所得のベース
- 青色: 150万 - 65万 = 85万円が課税所得のベース
税率がザックリ20%として、差額65万円の20% = 13万円の節税。
「えっ、それ全然知らなかった…」ってなりますよね。私もなりました(白目)
副業収入が増えてきた人は、これだけのためにでも開業届を出す価値あります。詳しい申告の手順については副業の税金・確定申告の全体像も参考にしてみてください。
出してよかったこと②:経費の範囲が広がった(気持ち的に)
実は開業届を出しても出さなくても、副業の経費自体は計上できます。
でも「個人事業主」という立場になると、「これ経費にしていいのか?」という判断がしやすくなったんですよね。心理的な話です。
例えば私の場合:
- 副業用のノートPC(12万円)→ 開業前は「個人用だしなー」と迷ってたのを、開業後は全額経費計上
- 月1,000円のクラウドストレージ → 明確に業務用として計上
- 取材・リサーチのカフェ代 → レシート管理して計上
ぶっちゃけ、開業前も経費にできる話なんですけど、「個人事業主です」という名目ができると、会計ソフトへの入力も迷いなくなりました。
副業で月8万円以上稼いでいて、まだ経費管理がアバウトな人は副業の収入管理・経費管理の方法もあわせて読んでみてください。
出してよかったこと③:自分の副業が「仕事」に変わった感覚
これは数字じゃない話なんですけど、個人的にけっこう大きかったです。
「個人事業主 あやか」として名乗れるようになってから、クライアントへの提案メールの書き方が変わりました。「副業でやってます」じゃなくて「フリーランスで〜をしています」と言えるようになって、なんか…自信が出た?
Webライターの案件を探すとき、単価交渉もしやすくなった気がします。実際に単価交渉で成功した話はWebライターとして単価を上げるためのロードマップに書いてあるので、ライター副業の人は読んでみてください。
正直困ったこと:年収130万円問題
ここが「誰も教えてくれなかった」部分です。
私は現在、夫の健康保険の扶養に入っています(会社員)。副業で個人事業主になると、収入によっては扶養から外れる可能性が出てきます。
扶養の条件の一つが「年収130万円未満」。副業で月8〜12万円稼いでると、本業(パート)と合わせると年収130万円に近い水準になってきます。
個人事業主の場合、扶養の判定は「売上」ではなく「所得(売上−経費)」で見るケースが多いですが、加入している健康保険組合によって判断基準が異なるというのが厄介なポイント。
私は夫の会社の総務担当者に直接確認することにしました。「開業届を出す予定ですが、扶養の判定に影響しますか?」という質問を。
結果、私の場合は「所得ベースで130万円未満なら問題ない」とのことで、今のところセーフ。でもこれ、確認しておかないと後から「遡及して保険料を納めてください」という事態になることもあるそうです。
月10万円以上の副業収入がある人は、開業届を出す前に必ず社会保険の確認をしてください。これ超重要。
開業届を出すべきタイミング(私の結論)
ここまで読んでくれた人に正直に言うと、副業の月収が安定して8万円以上になってきたら、出した方がいいと思います。
その理由:
- 青色申告の65万円控除で節税効果が大きくなる
- 経費管理のモチベーションが上がる
- 収入が安定してるということは、今後さらに伸びる可能性が高い
逆に、まだ月3万円以下の段階では焦って出さなくてもいいと思います。
白色申告でも問題なく確定申告できるし、社会保険の扶養問題を早めに引き起こすメリットも薄い。まずは副業を軌道に乗せることを優先して、収入が安定してから開業届を検討する流れが現実的かなと。
副業で月10万円を稼ぐまでのロードマップも参考にしながら、自分がどのステージにいるかを確認してみてください。
向いてる人 / 向いてない人
開業届を出した方がいい人
- 副業月収が安定して8万円以上ある
- 今後さらに収入を伸ばしたい
- 経費が月3万円以上ある
- 副業を本格的なビジネスとして育てたい意識がある
まだ様子見でいい人
- 副業を始めたばかりで、月収1〜3万円
- 副業収入が安定していない(月によって大きくブレる)
- 本業で副業禁止の規定がある(まず就業規則を確認)
- 扶養内でいる必要がある(130万問題の確認が先)
副業を始めたばかりの人は、まず副業でよくある詐欺と危ない情報商材のチェックリストを読んで安全な副業選びを先にしておくと、後悔が少ないです。
よくある質問
Q: 開業届を出すと会社に副業がバレますか?
A: 開業届自体は会社に通知されません。ただし、副業収入を確定申告する際に住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」にしないと、会社経由で住民税が天引きされて副業収入の存在がわかるリスクがあります。確定申告時に必ず「普通徴収」を選択してください。
Q: 開業届の提出先はどこですか?
A: 事業を行う場所(主に自宅)を管轄する税務署です。国税庁のサイトで郵便番号を入れると管轄税務署が検索できます。郵送でも提出できますが、初回は窓口で確認しながら出すのがおすすめです。
Q: 青色申告には複式簿記が必要と聞きましたが、難しいですか?
A: freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使えば、クレジットカードや銀行口座と連携して自動仕訳してくれるので、簿記の知識がなくてもできます。私はfreeeを使っていて、月1〜2時間の入力で対応できています。年間数万円の費用がかかりますが、65万円控除の節税額と比べると十分もとが取れます。
Q: 開業届を出したあと廃業したら?
A: 「廃業届」を提出すれば終わりです。個人事業主は法人と違って、廃業のハードルが低いのも特徴。「とりあえず試してみて、合わなければ廃業」という選択肢があるのは気楽です。
Q: 開業届の「事業の概要」には何を書けばいいですか?
A: Webライターなら「Webコンテンツの制作・ライティング業務」、ブログアフィリエイトなら「インターネットを利用した情報発信・広告収入業」のように、自分の副業内容をざっくりと書けばOKです。厳密な定義は不要で、税務署に「これをやってます」と伝わればだいたい何でもOKです。
追記(2026/05/20)
GW明けに会計ソフトの請求書機能を使い始めました。開業届を出して個人事業主になったことで、取引先への請求書に「個人事業主 あやか」として屋号を入れられるようになって、なんか一気にプロっぽくなった気が(笑)
月10万円の壁を超えてからの税金・社会保険のリアルについては、また記事にしようと思っています。副業の全体的な成功パターンが気になる人は副業で成功する人に共通するパターンも読んでみてください。